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ブリードルーム紹介

くわプラの専用ブリードルームは総面積40畳、幼虫・成虫をあわせて4,000頭ほどの生体を管理しています。
4,000頭ともなると種別・形態別・血統別に棚ごとに管理をしていかなければあっという間にまぎれてしまいます。
そしてその生体を専属のブリード責任者が毎日管理しているのです。

そんなブリードルームを一部公開いたします。

ブリードルームの写真1

断熱ボードをはめ込み機密シートで密閉。
一年を通して温度管理を徹底します。
外壁には遮熱塗料を塗ってあり、夏場の温度上昇を防いでいます。

ブリードルームの写真2

壁をボードで囲い、エアコンを複数台設置。
部屋が大きいので全体・部分的温度管理ができるように各所にエアコンを設置してあります。
電灯もスイッチ切り替えで必要箇所のみ点灯し、他の生体にショックを与えないように配慮しています。

ブリードルームの写真3

新鮮な空気を取り込み、クワカブが酸欠状態にならないように窓も設置。温度管理の為に外気を取り込むこともあります。
普段は断熱素材の窓枠を設置し遮光してあります。

ブリードルームの写真4

サーキュレーターを各所に設置し、空気の循環と高低部位での温度差を管理。
エアコンだけでは高低で5℃以上の温度差が出てしまうこともあります。

ブリードルームの写真5

羽化した成虫や親種成虫を管理。生体の一つ一つに管理タグを貼り付けています。

ブリードルームの写真6

初2令幼虫や卵・産卵セットなどをそれぞれに適した温度で管理します。

ブリードルームの写真7

こちらも幼虫管理棚。

ブリードルームの写真8

棚の高さや配置によって温度が変わるのでそれぞれの棚の各段に温度計・湿度計を設置して飼育状況に適した場所で管理します。

ブリードルームの写真9

コチラのコンテナはカブトなどの大型種の幼虫を飼育するためのものです。
もちろん多頭飼育なんてことはしません。
1つに1匹ずつ飼育するのでどれだけスペースがあっても足りません(笑)

ブリードルームの写真16

自然界では石や倒木の下に虫たちが潜んでいるのをよく見かけます。
湿らせた産卵木を丸々1本入れて落ち葉を敷いてと、少しでも自然に近い環境を再現して幼虫たちが安心して生活できるようにしています。

 

こちらはブリード責任者の自作標本の一部です。今まで飼育した種類は300種以上。
その経験を存分に発揮してくわプラブリードは行われています。

ブリードルームの写真10

趣味でのブリード時代から標本をつくりはじめ少しずつ種類が増えていきました。

ブリードルームの写真11

初めてのヘラクレスは今思えば小振りでしたが図鑑でしか見たことがなかった種を実際に手に取った時の感動は忘れられません。

ブリードルームの写真12

パプキンは赤・青・紫と変化に富んでいて標本でも美しいですね。

ブリードルームの写真13

80mmを超える国産カブト(WD)なんてのもいます。
夏になると秘密のスポットに採集にいったりします。

ブリードルームの写真14

オウゴンオニもその名のとおり美しい金色で、その姿を永遠にとどめておきたくなりますね。

ブリードルームの写真15

色のついたクワガタが多い気がしますが、本人の趣味だそうです。

ご紹介したのはほんの一部ですが、標本箱はどんどん増えていき、今では事務所の置き場所がないくらいです。
最近は蝶にまで手を出し始めて・・・。
こうやってホームページの更新をしている横でも「虫採りにいってくる」と網を片手に飛び出していってしまいます。

昆虫が本当に好きだからこそ、愛情をもってクワカブたちに一番いい環境はなにかを考えながら、日々ブリードを行っています。
数や大きさだけにこだわるのではなく、元気なクワカブを、またそれを手にしたお客様に笑顔をお届けできると信じています。

くわかぶプラネットの愛情こもった昆虫たちを是非お手にとってみてください。